GRAMMAIRE ACTUELLE ET CONTEXTUALISÉE DU FRANÇAIS (GRAC)

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Il y a un message pour toi – l’article indéfini

Contexte de langue japonaise (version japonaise)

➡ このページはフランス語の不定冠詞に関する一般説明のページを補足するページです。そのページを先に御覧ください。

フランス語版 (version française)

日本語におけるフランス語の不定冠詞に当たる表現

日本語には冠詞がない。どの名詞もあらゆるコンテクストにおいて限定的か不定的な意味をもてる。日本のフランス語文法書はarticle indéfiniを「不定冠詞」という。日本語には冠詞の様々な種類や形態の使い分けの判断をする良いヒントがないので、日本人学習者は普段名詞の前に冠詞を置くことをよく忘れる。下記の典型的な例を挙げる:

Je mange chocolat. (正しくは : Je mange un / du chocolat) (私はチョコレートを食べている。)

フランス語の不定冠詞に当たる日本語の文法項目のうち次の例に注目する:

■ 名詞の不定性を表す「ある」という表現は不定冠詞に当たる。例えば、

彼はある日家出した。Il est parti de chez lui un jour.
ある人が来た。 Une personne est venue.

■ フランス語の不定形容詞quelqueに相当する「何か」、「だれか」、「どこか」などという不定詞も不定冠詞に当たる。それぞれ物、人、場所などを表す名詞と組み合わせる。例えば:

何か素敵なお土産を買いたいと思う。 Je voudrais acheter un joli cadeau.
だれかよい人を知りませんか。 Vous ne connaissez pas une personne bien ?
どこかおいしいレストランを教えてください。 Indiquez-moi un bon restaurant.

■ 会話の流れにおいてまだ話題にされていなくて初めて新情報として扱う名詞の後に置かれる助詞「が」も不定冠詞に当たることがある。例えば、

突然猫が現れた。 Soudain, un chat est apparu.
椅子の下には鍵がある。 Il y a une clé sous la chaise.

疑問文Qu’est-ce que c’est ?に答える構文「C’est + 名詞句」においても初めて物を紹介するコンテクストを表すので、同様に不定冠詞を使うのが普通である。例えば、
桜の木だ。C’est un cerisier.

だが、国籍か職業のみを紹介する文だと、普段不定冠詞を使わない(日本人学習者は英語の構文をまねて、「Je suis étudiant(私は学生)」の代わりによく「Je suis un étudiant.」と言ってしまう)。

■ 数1に当たる日本語の数(ひとつ、一台、一人、一匹、一個など)も不定冠詞で表すことになる:

机の上にはカバンが一つある。 (Il y a un sac sur la table.)

 

Franck Delbarre / / デルバール・フランク


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