GRAMMAIRE ACTUELLE ET CONTEXTUALISÉE DU FRANÇAIS (GRAC)

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Il y a encore du pain – c’est, il y a

Contexte de langue japonaise (version japonaise)

➡ このページはフランス語の表現êtreとil y aの使い分けに関する一般説明のページを補足するページです。そのページを先に御覧ください。
フランス語版  (version française)

日本語において位置を表す動詞「ある」に当たる表現

日本語はフランス語で位置を表せる« être » と « il y a » を表すのに、同じ動詞、つまり「ある」を使う。下記の典型的な間違った文の例を挙げる:

« Une chaise est à côté de la porte » (正しくは: Il y a une chaise à côté de la porte  / ドアの隣に椅子がある。).

« Une chaise est à côté de la porte »という文も文法的に間違いではない(この言い方もできる)。しかし、文脈がないと« Il y a une chaise à côté de la porte »ほど自然な表現にはならないだろう。

実は « Une chaise est à côté de la porte »という文は最初の不定冠詞を定冠詞に代わればもっと自然な文に聞こえるだろう。つまり、« La chaise est à côté de la porte »という。しかし、この文は次の日本語の文の方に対応する : 椅子はドアの隣にある。

上記の例文を見れば、日本語だと、両方の構文において同じ動詞「ある」が使われるとわかる。それが学習者がêtreとil y aをよく混同する原因の一つにもなる。

ここでは当該構文におけるフランス語の冠詞と日本語の助詞の相互関係を指摘すべきだ。フランス語の定冠詞には日本語の助詞「は」に対応するのに対して、フランス語の不定冠詞には日本語の助詞「が」に対応する。実際、位置を表すこれらの構文においては定冠詞も助詞「は」も話者によって特定されたものを示すのに対して、不定冠詞も(部分冠詞も)助詞「が」もまだ特定されていないものを示す。このような関係は特にこの構文のみに限ったものだとしても、il y aとêtreの使い分けを理解するのに寄与する。

だから、フランス語の構文に対応する日本語の構文を並行して下記のように当てる:

■ ① 位置を表す名詞句  + (不)可算名詞 + が ある / いる

=  Il y a un / une / des + 可算名詞  +  位置を表す名詞句 (例1)
= Il y a du / de la / de l’ + 不可算名詞  +  位置を表す名詞句 (例2)

例1: 役場の向かいに教会がある。= Il y a une église en face de la mairie.
例2: 冷蔵庫に水ある。= Il y a de l’eau dans le frigo / Dans le frigo, il y a de l’eau.

■  ② 名詞 + は + 位置を表す名詞句 + ある / いる

=  le / la / les + 名詞 + être + 位置を表す名詞句

 : 教会は役場の向かいにある。= L’église est en face de la mairie.*

*その場合には「教会は役場の向かいだ」とも言える。

 

Franck Delbarre / / デルバール・フランク


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